ハクサン染工株式会社 | 繊維製造業 |繊維加工|ニットファブリック|石川県金沢市

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ハクサン染工株式会社
〒920-0356
石川県金沢市専光寺町レ3番地の11
TEL.076-268-2215
FAX.076-268-8106

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034235
 

製造担当

 

次工程を意識した生産体制を整える

次工程を意識した生産体制を整える
 

 僕がいる小矢部工場は経編(たてあみ)ニット生地の製造を中心に行っている部署です。経編は文字どおり、経(たて)方向に編み目がつながってできる生地で、当社ではトリコット機とダブルラッセル機を使っています。糸の絡ませ方次第で、編み目も質感もまったく違うものができてくるのが経編生地製造の面白いところです。

   

 最終的なお客様は発注してくださる繊維メーカーであり、それを使う自動車メーカーです。信頼される製品をお届けすることが企業として求められていることですが、それを実現するためには、常に「次工程がお客様」の気持ちを忘れないことが大事だと考えています。編みあがった生地を生機(きばた)と言いますが、染めやプリントなどの加工を行う本社工場に確実な品質の生機を納品することがニット生産課課長としての責任だと思っています。

 

 現在、僕は当社の主力製品であるトリコット機を担当しています。学生の頃は造園の勉強をしていて、編み機のことなどまったく知りませんでした。でも、細かいものづくりが好きということが仕事に生かされているように思います。

 

人の手と目が高品質を実現する

人の手と目が高品質を実現する
 
生地自体は機械が編んでいきますが、品質を確保するためには、編み機にかけるまでの準備と、編み始めてからの見回り、つまり人の手と目がとても重要なのです。まず、整経した糸を1本ずつガイドという部分に通してセットしていくのですが、これがきれいにセットできているかどうかが品質の第1関門。一番神経を使う部分です。仕事を始めたばかりの頃は1反セットするのに3時間以上もかかりましたが、今は1時間半弱。体にノウハウがしみこんでいる感じですね。
   
機械が動き始めてからは、編み目が揃っているか、糸が切れていないか、何台もの編み機をチェックして回ります。毎月、不良反を出さないことと生産性の確保について目標がありますが、余裕を持って達成できたときはホッとします。今月もちゃんとした製品を本社に届けられたという達成感がありますね。

 

 品質向上と原価低減は製造部署の重要課題。小矢部工場でも5S運動などに取り組んでいます。みんなで目標に向かって頑張っていこう、よりよい仕事環境をつくっていこうという結束力があるのが当社のよいところだと思います。切磋琢磨しながら、みんなでレベルアップ。僕自身も編み立てのスペシャリストとして上をめざし、早く小矢部工場の全工程に携われるようになりたいですね。


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